存在と無 全3巻セット
ジャン=ポール・サルトル 著 , 松浪 信三郎 翻訳
人間の意識の在り方(実存)をきわめて詳細に分析し、存在と無の弁証法を問い究め、実存主義を確立した不朽の名著。現代思想の原点。
ジャン=ポール・サルトル
サルトル,ジャン=ポール
1905−1980年。パリに生まれ、高等師範学校に学び、哲学の教授資格を取得。1930年代から独自に現象学を研究し、『自我の超越性』『想像力』『情動論粗描』などを発表。その現象学的総決算が、本書『存在と無』(1943年刊)である。戦後教壇を去り、「実存主義はヒューマニズムか」と題する講演で一躍マスコミの脚光を浴び、実存主義ブームを巻き起こす。在野の知識人として、小説、文学評論、政治論文と幅広い執筆活動を行う。1964年にはノーベル文学賞を辞退。彼の葬儀には何万人という市民が参集した。著書に『嘔吐』『自由への道』『聖ジュネ』『弁証法的理性批判』など多数。
松浪 信三郎
マツナミ シンザブロウ
1913−1989年。早稲田大学大学院哲学科修了。1957−1984年早稲田大学で教鞭を執る。著訳書に『実存主義』『死の思索』、パスカル『パンセ』、ベルクソン『創造的進化』他多数。
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