忠臣蔵
彼らは何を思い、どのように戦ったのか
史料の叢から掬い上げた47人の苦悩と栄光
討ち入りへの道、挫折と決断、壮絶な戦闘、幕府の動揺、死を前にした浪士の言葉。史料の叢から四十七人の苦悩と栄光を掬い上げる傑作歴史書。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 945円(税込)
- Cコード:0121
- 整理番号:ノ-1-3
- 刊行日:
2007/11/07
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:256
- ISBN:978-4-480-09109-3
- JANコード:9784480091093
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忠臣蔵嫌いのための『忠臣蔵』 氏家幹人
元禄の末、江戸城内の刃傷!浅野内匠頭は切腹、お家は断絶。大石内蔵助以下、浪士の討入りは称揚され、芝居になり、やがて国民伝説にまでなった。しかし実際の彼らはけっして一枚岩ではなかった。内部対立がある。相互不信がある。脱落者の相次ぐ中、さらなる逡巡、古武士の意地、引くに引けぬ心情…。47人はどのような日々を経て討ち入りに至ったのか。当日、吉良邸で繰り広げられた壮絶な戦闘とは。幕府が動揺するなかで、死を前にした浪士が遺した言葉とは。厖大な史料の叢に分け入って、事件の真相と、生きて血の通った元禄武士の人間ドラマを掘り起こした、傑作歴史書。
元禄十四年三月十四日(赤穂事件と「忠臣蔵」
その前夜
刃傷松の廊下
内匠頭切腹)
江戸と赤穂(元禄時代の江戸
殿中刃傷事件の前史
元禄経済小史
赤穂と吉良
米沢と広島)
城明渡し―一家離散―潜伏(藩札始末一件
城中百家争鳴
赤穂無血開城
江戸と山科
山科会議
円山会議
江戸潜入)
元禄十五年十二月十四日(吉良邸討入り
泉岳寺引揚げ
米沢上杉家江戸藩邸
四大名家へのお預け)
元禄十六年二月四日まで(諸藩邸での赤穂浪士
討入りのデテール
幕府上層部の苦慮
四十六士切腹
吉良左兵衛処分
事件の波紋とその後)
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