増補 皇居前広場
日本の「空虚な中心」
日本の空虚な中心、皇居前広場。無人の光景に秘められた日本の近・現代史、近代天皇制における「視覚的支配」の実態に迫る。
【解説: 藤森照信 】
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 998円(税込)
- Cコード:0131
- 整理番号:ハ-26-1
- 刊行日:
2007/12/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:288
- ISBN:978-4-480-09115-4
- JANコード:9784480091154
- 在庫 ×
皇居をめぐる空間的想像力 五十嵐太郎
東京の中心にある「空虚な空間」皇居前広場。「日本人」なら誰でも知っているこの広大な広場は、しかしもう半世紀以上もほとんど使われていない。かつての、日本で最大の政治空間から、忘却された空間へというその変容は、なぜ起こったのか。ここを定点観測点として見えてくる「明治」「大正」「昭和」、そして戦後占領期や戦後独立期の思想状況とは。当時の新聞・雑誌、日記や回想録、小説、映像、書簡などを駆使して、政治空間としての「皇居前広場」から近現代の思想史を追い、近代天皇制における「視覚的支配」の実態に迫る意欲作。文庫化に当たり天皇制と音楽をめぐる補論を増補。
第1章 皇居前広場とは何か
第2章 「無用の長物」―第1期
第3章 天皇制の儀礼空間として―第2期
第4章 占領軍・左翼勢力・天皇―第3期
第5章 空白と復興と―第4期・第5期
第6章 再論・皇居前広場とは何か
補論 田植え歌からYOSHIKIまで―天皇制と音楽をめぐって
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