言葉とは何か
読みやすく明晰な入門書
言語学・記号学についての優れた入門書。ソシュール研究の泰斗が、平易な語り口で言葉の謎に迫る。述語・人物解説、図書案内付き。
【解説: 中尾浩 】
言葉とは何か?根源的で正解のないこの問いに真正面から取り組んだ、もっとも明晰な入門書。記号学・言語学研究の第一人者である著者が、言葉という永遠の謎に迫る。言葉はものの名前ではない。“表現”であり“意味”である。では“意味”とは何なのか―ソシュールをはじめとする言語学研究の軌跡を紹介しつつ、具体的な例を駆使し、平易な語り口で、伝えがたいことをできるかぎり噛み砕いて解き明かしてゆく。言語学、記号学、ソシュールに関心をもったとき、まず最初に読むべき一冊。述語解説、人物紹介、参考図書案内付き。
1 言葉と文化
2 言葉とは何か(ホモ・ロクエンス
言語観の変遷
言語能力・社会の制度・個人の言葉
言葉の構造
言葉の状態と歴史
言葉と物
言葉と記号
言葉の単位
言葉の恣意性
言葉の意味と価値)
解説 丸山圭三郎・ソシュール・文学
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