地中海世界のイスラム
世界史の常識をくつがえす
かつてイスラムはヨーロッパに多大な文明をもたらした。世界史の再構成を目指し、多様な人間集団の共存の道を探ったイスラム文化論の名著。
宝石細工、タイル、華麗な建築、宴席料理、楽器、書物…、数千年の都市文明の結実である「優雅な暮らし」の術をヨーロッパにもたらしたのはイスラム教徒であった。ヨーロッパ人が、アラブ人やイスラム教徒と良好な関係を保つためには、自己の後進性の負い目を徹底的に認めなければならないとし、ヨーロッパ中心主義ではなく心底からの自己批判のうえに、イスラム世界を正当に評価して世界史の真の再構成を目指す。ヨーロッパとイスラム世界を対等に見、しかも現代の問題として過去のかかわりを語り、多様な人間集団の共存の道をダイナミックに叙述した、碩学によるイスラム文化論の世界的名著。
第1講 ヨーロッパにおけるイスラム勢力
第2講 商業と技術
第3講 科学と哲学におけるアラブの業績
第4講 レコンキスタと十字軍
第5講 ヨーロッパの科学と哲学
第6講 イスラムとヨーロッパの自己認識
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