作者の図像学
彼らは死んだのだ
現代思想の旗手が、バルザック、プルースト、ボルヘス、ジッド、川端康成など、十五枚の肖像をめぐって展開する作者のイコノグラフィー。
たしかに作者は昨日死んだのだ。しかしそれならば、肖像の向こう側からこちらを見つめているのは誰なのか。それは作品の特異な潜在力であり、作者ではなく作者のイメージなのである。作品にとりついた幽霊のような作者のイメージ、その眼差しは、作者の「死後の生」がその「生前の死」でもあること、「作者の死」が今なお進行中の、永遠に清算不可能な、つねに到来する出来事でありつづけていることを示している。現代思想の旗手が、ゲーテ、バルザック、フローベール、プルースト、ボルヘス、川端康成…など、十五枚の肖像をめぐって展開する作者のイコノグラフィー。
作者自身の肖像
十四の肖像(作者の幽霊
写真、シャク蛾
幼年期
「“言葉”の深い統一」
いらだつエクリチュール
移行
書斎の中の仮面
不安定な均衡
銘=登録なきエクリチュール
ジャンルのパロディ ほか)
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