日本史への挑戦 

森 浩一 著 , 網野 善彦

「関東」から日本を問う

関東は貧しき鄙か? 否! 古代考古学と中世史の巨頭が、関東の独自な発展の歴史を掘り起こし、豊かな個性を明らかにする、刺激的な対論。

日本史への挑戦 
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,050円(税込)
  • Cコード:0121
  • 整理番号:ア-17-3
  • 刊行日: 2008/12/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-09190-1
  • JANコード:9784480091901
森 浩一
森 浩一

モリ コウイチ

1928年生まれ。同志社大学名誉教授。日本考古学・日本文化史学専攻。『日本の深層文化』『倭人伝を読みなおす』(以上、ちくま新書)、『古代史おさらい帖』、『萬葉集に歴史を読む』(以上、ちくま学芸文庫)、『記紀の考古学』(朝日文庫)、『海から知る考古学入門』(角川書店)、『京都の歴史を足元からさぐる』(学生社)など著書多数。

網野 善彦
網野 善彦

アミノ ヨシヒコ

1928〜2004年。東京大学文学部国史学科卒業。日本中世史専攻。著書に、『無縁・公界・楽』『日本中世の非農業民と天皇』『日本の歴史を読みなおす』『網野善彦著作集』(全19巻)他多数。

この本の内容

「関東」は、日本史のなかでは鄙の地として、奈良や京都のはるか遠景に置かれてきた。しかし、この地に鎌倉幕府が置かれ、江戸幕府が開かれたのは偶然ではなく、関東に大きな潜在力があったからである―古代考古学と中世史の二人の碩学が、関東という地域社会の独自な発展の歴史を掘り起こし、日本列島全体の中で、また東アジア、アメリカ大陸との交流も視野に入れて、その豊かな個性を明らかにする。地理的な特徴、交通と交易、独自な産業、渡来人の文化、宗教の系譜など、さまざまな視点から関東の歴史を語り、新たな「関東学」の地平を開く、刺激的な対論。

この本の目次

1 ひらかれた関東(いま、なぜ「関東学」か
考古学からみた関東
「関東学」の輪郭
多様なる列島社会 ほか)
2 関東の歴史力(養蚕と織物
鉄の力
浅草の観音伝説
狩猟と馬 ほか)

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