柳宗民の雑草ノオト2
かわいい。おいしい。
ミズヒキ、ブタクサ、ハルノノゲシ──。雑草には四季の風情が漂う美しさがある。知っているようで知らない路傍の草花60種をまとめた続編。
地面にへばりくように葉を茂らせて、かわいい花をのぞかせている雑草。知っているような知らないような身近にある草々は、日本の風土と生活に深い関係をもっている。毒虫にかまれたときに葉を揉んでつけるキランソウ、天ぷらにすると結構おいしいユキノシタ、その球根の醤油漬けを父・宗悦も好んで食べたノビルなど、人と深い関わりをもつ60の草花について、思索と追憶をめぐらせる。味わいのある挿画とともに、しみじみとした感動を読者にもたらす、続編。
第1章 春(ハルノノゲシ
ノボロギク
キツネアザミ ほか)
第2章 夏(ブタクサ
クマツヅラ
カラスウリ ほか)
第3章 秋(オケラ
ツワブキ
ヨメナ ほか)
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