音楽機械論 ─ELECTRONIC DIONYSOS
音を起こし、言葉を紡ぐ
思想界・音楽界の巨人たちによるスリリングな文化談義。時代の転換点を捉えた記念碑的対談。文庫版特別インタビューを収録。
1984年、東京―思想界、音楽界の巨人が音楽・文化について語りあった。坂本の創作現場に吉本が立ち会い、デジタル・シンセサイザーなどを用いた最先端の作曲手法を坂本が解説する。そこでは音楽が作品として屹立していく様が丁寧に描かれ、同時にモードが変わりつつある文化の時勢を見極め、未来を予測する先見的な対話が紡がれた。既成概念が壊され、技術革新による新時代到来を予見できた時代の、出色のドキュメント。巻末に1984年を振り返る、坂本への文庫版特別インタビューを収録する。
1 現代の音楽工場見学
2 ムジカ・コンビナトリアのあらたな探究
3 電子音楽作曲のためのプログラム―YOSHIMOTO=SAKAMOTO PROJECT(リズム/ベースをつくる
作曲・補作作業
アレンジ)
4 歓ばしき音楽機械!?
文庫版インタビュー モードが変化した一九八四年
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