河鍋暁斎 暁斎百鬼画談
カラーで堪能する魅惑の
妖怪ワールド
幕末明治の天才画家・河鍋暁斎の遺作から、奇にして怪なる妖怪満載の全頁をカラーで収録、暁斎研究の第一人者の解説を付す。
【解説: (巻頭言)小松和彦 】
幕末明治の天才画家・河鍋暁斎。狩野派仕込みの卓抜した腕前、明治の大物建築家ジョサイア・コンドルを弟子にとり、新し物好きで諷刺・茶化しが大好き、肉筆美人画から浮世絵、戯画、春画まで何でもござれの幅広い仕事ぶりだが、なかでも妖怪画・化物画は有名だ。本書はいにしえの「百鬼夜行絵巻」を踏まえて描いた遺作の版本、『暁斎百鬼画談』を全ページカラーで収録、奇にして怪、滑稽と愛嬌に満ちた妖怪たちの魅力を余すところなく再現する。近年再評価の機運著しい暁斎の、多彩な画業を俯瞰する、充実した解説を収録。暁斎の妖怪ワールドへようこそ。
“妖怪的なるもの”の気配―『暁斎百鬼画談』を読み解く
『暁斎百鬼画談』
参考図版(『芝居説話画帖』より
『江戸名所伝奇画帖』1より
『江戸名所伝奇画帖』2より
『狂斎興画帳』より
『暁斎酔画』二編より
『暁斎鈍画』より
『暁斎楽画』第三号「化々学校」)
解説 蘇る巨人・河鍋暁斎
図版解説 妖怪たちはどこから来たのか
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