数学がわかるということ ─食うものと食われるものの数学
食うものと
食われるものの数学?
非線形数学の第一線で活躍した著者が〈数学とは〉をしみじみと、〈私の数学〉を楽しげに語る異色の数学入門書。
【解説: 野崎昭弘 】
数学がわかるということはどういうことだろうか。数学者になる人はとび抜けた理解力の持ち主なのだろうか。いや、問題を解こうと何度も失敗をくりかえし、それでも考え続けられる人が数学の専門家だという。じつは数学嫌いだった中学生時代を経て、非線形数学の第一線で活躍した著者が、中・高校生や数学になじみの薄い人たちにも「私の数学のおもしろさ」を伝えようとした労作。第1部で数学という考え方を暮らしの中のことばで語り、第2部では自然現象や社会現象には広く見られながら、学校では学ぶことの少ない非線形方程式の興味深さをてねいにひもとく。
第1部 数学という考え方(岡村先生のこと―論理とことばについて
数学がわかるということ
数学のあらさについて
数学のきちょうめんさ―現代数学における3つの立場
数学と世界のみかた)
第2部 食うものと食われるものの数学(対話とモデル―マルサスの人口論
細菌の時間―指数と対数
変化をとらえること
食うものと食われるものの数学―ヴォルテラの理論
数学は文化である)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可