これが太郎の眼だ!
ここには彼の眼が射た世界が焼き付いている! 人々の生の感動を捉えて強烈な輝きを放つ岡本太郎の写真から320点余りを厳選収録。
【解説: ホンマタカシ 】
岡本 太郎
オカモト タロウ
1911-96年。父は漫画家・岡本一平、母は作家・岡本かの子。29年渡仏、抽象芸術、シュルレアリスムの運動に参加。パリ大学で民族学、哲学を学び、バタイユらと活動を共にした。40年に帰国、42年中国戦線に出征。46年に復員後、花田清輝らと「夜の会」を結成し、アヴァンギャルド芸術を推進した。『今日の芸術』『日本の伝統』はベストセラーとなった。70年、大阪万博テーマ館のプロデューサーとして「太陽の塔」を制作。以後、テレビをはじめとするあらゆるメディアを通じて発言と行動をつづけた。
山下 裕二
ヤマシタ ユウジ
1958年広島県呉市生まれ。明治学院大学教授。東京大学大学院修了。著書に、『室町絵画の残像』『水墨画入門──見る・味わう・愉しむ』『日本美術の二〇世紀』ほか。赤瀬川氏との共著に『日本美術応援団』『日本美術応援団・オトナの社会科見学』『雪舟応援団』『実業美術館』がある。
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