若きマルクスの三つの面貌
収録の三篇は観念に終始する哲学ならびに心情中心の経済学への批判、そして資本主義批判実践の宣言文であり、若きマルクスの三つの面貌を鮮かに浮び上らせる。
![塚原 史](/photo/author/medium/002030.jpg)
塚原 史
ツカハラ フミ
1949年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、京都大学大学院仏文科修士課程修了、パリ第三大学博士課程中退。現在、早稲田大学法学部教授。前衛芸術から全体主義をへて消費社会へといたる20世紀文化の展開に鋭い視線をむけている。著書に『ダダ・シュルレアリスムの時代』(ちくま学芸文庫)、『記号と反抗』(人文書院)、『アヴァンギャルドの時代』(未來社)、訳書にボードリヤール『芸術の陰謀』(NTT出版)、『象徴交換と死』(ちくま学芸文庫)、『なぜ、すべてがすでに消滅しなかったのか』(筑摩書房)など。
「ドイツ・イデオロギー」「哲学の貧困」「コミュニスト宣言」は、同時代の、観念に終始する哲学への批判、心情中心の経済学への批判、および資本主義批判のための実践的宣言文であり、若きマルクスの三つの面貌を鮮やかに浮び上がらせる。
ドイツ・イデオロギー(抄)(ドイツのイデオロギー
イデオロギーの本質
唯物史観の基礎
社会的分業
所有の歴史
コミュニズム―交通形式自身の産出)
哲学の貧困―プルードン氏の『貧困の哲学』への回答(一つの科学的発見
経済学の形而上学)
コミュニスト宣言(ブルジョアとプロレタリア
プロレタリアとコミュニスト
社会主義的な、またコミュニズム的な装いの読み物)
コミュニスト宣言序文(一八七二年のドイツ語版序文
一八八二年のロシア語版序文
一八八三年のドイツ語版序文
一八八八年の英語版序文
一八九〇年のドイツ語版序文
一八九二年のポーランド語版序文
一八九三年のイタリア語版序文)
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