おとこくらべ

嵐山 光三郎

樋口一葉が書きとめた「おとこくらべ」一覧の話他、八雲、漱石、有島、芥川…博識とユーモアで綴る明治の文豪の性と死。
【解説: 清水義範 】

おとこくらべ
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 777円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:あ-26-5
  • 刊行日: 2004/09/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:4-480-42008-8
  • JANコード:9784480420084
嵐山 光三郎
嵐山 光三郎

アラシヤマ コウザブロウ

1942年東京生まれ。作家。雑誌編集者を経て独立、執筆活動に専念する。88年、『素人X丁記』により講談社エッセイ賞受賞。2000年『芭蕉の誘惑』によりJTB紀行文学大賞受賞。著書に『文人悪食』『追悼の達人』(新潮文庫)『温泉旅行記』『寿司問答 江戸前の真髄』(ちくま文庫)『芭蕉紀行』(新潮文庫)『日本百名町』(光文社知恵の森文庫)ほか。『悪党芭蕉』(新潮社)により泉鏡花文学賞、読売文学賞を受賞。近著『新廃線紀行』(光文社)。旅が好きで、一年の半分は国内外を旅行中。

この本の内容

樋口一葉が極貧の中、家を訪れる男たちを値踏みして書きとめていた「おとこくらべ」一覧は、没後出された全集には入らなかった。「怪談」を生んだ小泉八雲は、「紫の一本、見ました」と言っては妻の躯を求めた。夏目漱石、有島武郎、芥川龍之介、北原白秋…ユーモアと博識で綴る明治の文豪の性と死。男女の深遠がのぞく一冊。表題作「おとこくらべ」の他、5篇を収録。

この本の目次

おとこくらべ
紫の一本
つばめ
葡萄
葬儀
りんごさくさく

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