おたくの本懐 ─「集める」ことの叡智と冒険

長山 靖生

おたくだって役に立つ! 文化史上業績を残した偉人を動かしたのは「おたく」的情熱だったのだ。異色おたく人物誌!
【解説: 紀田順一郎 】

おたくの本懐 ─「集める」ことの叡智と冒険
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 735円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:な-29-2
  • 刊行日: 2005/01/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:4-480-42047-9
  • JANコード:9784480420473
長山 靖生
長山 靖生

ナガヤマ ヤスオ

1962年生まれ。評論家。歯学博士。鶴見大学歯学部卒業。歯科医のかたわら、文芸評論、社会時評などを通して、近代日本のイメージを刷新する仕事を手がける。1996年『偽史冒険世界』(ちくま文庫)で大衆文学研究賞を受賞。主な著書に『若者はなぜ「決められない」か』『いっしょに暮らす。』(以上、ちくま新書)、『テロとユートピア』(新潮選書)、『日本SF精神史』(河出ブックス)、『おたくの本懐』(ちくま文庫)などがある。

この本の内容

蒐集癖こそが、おたくの重要な特質である。じつは、日本の近・現代に燦然と輝くコレクターたちは、いずれ劣らぬ、元祖おたくなのであった。柳田国男、南方熊楠から、澁澤龍彦まで、博覧強記の学者や一つ分野を極めたコレクターなど、後の文化に大きく貢献した彼らこそ、おたくの理想像と言える。そうした人物の源流をさぐる異色文化論。

この本の目次

プレ・プロローグ その頃、なぜ私はおたくを弁護しなければならなかったのか
プロローグ なぜ量は叡智であるのか
第1章 コレクターシップとは何か
第2章 コレクションは主張する
第3章 コレクター・ロマンス
第4章 苦悩するコレクターたち
第5章 考えるコレクション
第6章 コレクションと幸福
補章 コレクターはどうして書き手にもなったのか

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