ブス論

大塚 ひかり

最古のブス・イザナミから現代マンガまで。日本のブスの歴史、美醜の価値の変遷をたどる、通史的ブス論の嚆矢であり決定版。
【解説: 小谷野敦 】

ブス論
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 777円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:お-39-3
  • 刊行日: 2005/07/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:4-480-42092-4
  • JANコード:9784480420923
大塚 ひかり
大塚 ひかり

オオツカ ヒカリ

エッセイスト。1961年、神奈川県生まれ、早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒業。出版社勤務を経て、1988年、失恋体験を綴った『いつの日か別の日か──みつばちの孤独』(主婦の友社)以後、『源氏の男はみんなサイテー』『カラダで感じる源氏物語』『ブス論』(ちくま文庫)『『源氏物語』の身体測定』(三交社)『快楽でよみとく古典文学』(小学館101新書)など古典エッセイのほか、個人全訳『源氏物語』(全6巻 ちくま文庫)がある。(著者写真 (c)森幸一)

この本の内容

日本最古のブスは、日本最古の神話に現れる、最古の女神イザナミである。日本の国土を生み、神々を生むと同時に、人を殺す、生死を司る神でもあった。太古、美は権力であり、繁栄の源であったが、醜もまたパワーの源であった。記紀神話から現代マンガまで。ニッポンのブスの歴史、美醜の価値の変遷をひもとけば、目からウロコの発見、また発見。通史的ブス論の決定版。

この本の目次

太古、ブスは女神だった―はじめにかえて
ブスの呪い
ブスである罪
ブス革命
美女の零落、女の零落
能あるブ男たちの躍進
ブスと怪力
悪女の起源
美人による醜の有効利用
ブスの条件
おかめの謎
おかめの闇
図に乗るブ男
ブス殺しの説話
ブスの妖怪化
その後のブス

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