実話 怪奇譚
何が彼らの人生を狂わせたか。私たちはいつまで正常を保てるのか……。現代社会のダークサイドを直視して恐怖の源を探る怪奇評論。
【解説: 南原四郎 】
- シリーズ:ちくま文庫
- 735円(税込)
- Cコード:0195
- 整理番号:は-29-1
- 刊行日:
2005/08/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:256
- ISBN:4-480-42097-5
- JANコード:9784480420978
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陰惨な殺人の現場に立って、未解決事件を推理する。また都市伝説に隠された真実を暴く。さらに近親相姦やカニバリズムなど、タブーを破ることへの甘美な欲求を想像する。何が彼らの人生を狂わせたか。私たちは一体いつまで正常を保てるか。日常が崩れはじめると、何気ない悪意は増大して、不条理な狂気へと一直線に突き進む。現代のダークサイドを直視し、恐怖の源を探る。
幻―夢か、うつつか(女怪の街
殺人現場から見る『冥途』の風景 ほか)
壊―増幅する非日常(新興住宅地のなかの「金属バット殺人」
映画『コレクター』と日本の少女監禁事件 ほか)
怪―暗闇の奥へ、奥へ…(食人小説「青頭巾」の寺を訪ねる
昭和初期の魔窟をさまよう ほか)
虚―不条理の行方(高校生首切事件のそれから
「手首ラーメン」は実在したのか? ほか)
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