敗戦後論
「戦後」とは何か? 敗戦国が背負わなければならなかった「ねじれ」を、われわれはどうもちこたえるのか? ラディカルな議論が文庫で蘇る。
【解説: 内田樹 】
「戦後」とは何か?敗戦国が背負わなければならなかった「ねじれ」た国のあり方から、われわれはどのような可能性を受けとるべきなのか?自国の戦死者300万への弔いが先か、被侵略国の犠牲者2000万への謝罪が先か。発表後、大きな反響を巻き起こしたラディカルな議論の原点が、戦後60年経ったいま、ここに、文庫で蘇る。「靖国」問題や「政治と文学」について考えるための、この先の指針となる基本書。
敗戦後論(戦後の起源
ねじれと隠蔽
分裂の諸相 ほか)
戦後後論(太宰治と戦後
文学とは何か
戦後以後)語り口の問題(ハンナ・アーレント
素描―戦後の歪み
『イェルサレムのアイヒマン』 ほか)
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