敗戦後論

加藤 典洋

「戦後」とは何か? 敗戦国が背負わなければならなかった「ねじれ」を、われわれはどうもちこたえるのか? ラディカルな議論が文庫で蘇る。
【解説: 内田樹 】

敗戦後論
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 998円(税込)
  • Cコード:0136
  • 整理番号:か-45-1
  • 刊行日: 2005/12/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:368
  • ISBN:4-480-42156-4
  • JANコード:9784480421562
加藤 典洋
加藤 典洋

カトウ ノリヒロ

1948年山形県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。早稲田大学国際教養学部教授。文芸評論家。『言語表現法講義』で第10回新潮学芸賞、『敗戦後論』で第9回伊藤整文学賞、『小説の未来』『テクストから遠く離れて』で第7回桑原武夫学芸賞を受賞。おもな著書に『アメリカの影』『可能性としての戦後以後』『戦後的思考』『僕が批評家になったわけ』など。

著者に関する情報

「webちくま」にて、「21世紀を生きるために必要な考え方」連載中。[こちら]

この本の内容

「戦後」とは何か?敗戦国が背負わなければならなかった「ねじれ」た国のあり方から、われわれはどのような可能性を受けとるべきなのか?自国の戦死者300万への弔いが先か、被侵略国の犠牲者2000万への謝罪が先か。発表後、大きな反響を巻き起こしたラディカルな議論の原点が、戦後60年経ったいま、ここに、文庫で蘇る。「靖国」問題や「政治と文学」について考えるための、この先の指針となる基本書。

この本の目次

敗戦後論(戦後の起源
ねじれと隠蔽
分裂の諸相 ほか)
戦後後論(太宰治と戦後
文学とは何か
戦後以後)語り口の問題(ハンナ・アーレント
素描―戦後の歪み
『イェルサレムのアイヒマン』 ほか)

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