還暦以後
法然、貝原益軒、勝海舟、徳川慶喜……歴史家が見つめた二十七人の老年への対処。「記憶」と「性」を中心に彼らの還暦後をたどる歴史エッセイ。
- シリーズ:ちくま文庫
- 924円(税込)
- Cコード:0123
- 整理番号:ま-30-1
- 刊行日:
2006/06/07
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:352
- ISBN:4-480-42236-6
- JANコード:9784480422361
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古稀を過ぎて法難の旅に出た法然、明治政府に意見を言い続けた勝海舟、七十一歳で名作『鍵』を書いた谷崎潤一郎…彼らは「老年」の人生をいかに生き抜いたのか。自ら古稀を迎えた歴史家が見つめた二十七人の還暦後。時に「性」を語り、時に「記憶」を分析する。興趣つきぬ歴史エッセイ。
老年の輝き
国家の大事に逢へばまだやるさ―勝海舟
大東亜戦争は蘇峰の戦争だった―徳富蘇峰
老後の春を解く鍵は―谷崎潤一郎
古稀過ぎて法難の旅―法然房源空
詩仙三十六人に囲まれて―石川丈山
われ老いて猶ほ好色―依田学海
落城の明治政府を再構築―山県有朋
元老の首相指名権を封殺―原敬
宮相と内府で計十五年―牧野伸顕〔ほか〕
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