空疎な小皇帝
「嫌悪」を一つの意志として表現するために政治を選んだ東京都知事が英雄視される危うい世相。徹底取材。書き下ろしを増補。
【解説: 中野麻美 】
- シリーズ:ちくま文庫
- 798円(税込)
- Cコード:0136
- 整理番号:さ-24-4
- 刊行日:
2006/08/09
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:304
- ISBN:4-480-42246-3
- JANコード:9784480422460
- 在庫 ×
人は閉塞状況に陥ると、“英雄”を求める。嫌悪の対象を叩き潰すことを目的に政治家になったという石原慎太郎が、英雄としてふるまう危険性。「三国人」発言に見られる歴史的意識。「ババァ」発言問題など、女性、障がい者、公害患者などの人格不尊重。災害対策を名目に自衛隊の実動演習。文庫化にあたり最新の問題を追記。炙り出される日本人の集団心理の危険性。
第1章 “嫌悪”を操る伏兵たち
第2章 タカ派の元同志を激怒させた無節操
第3章 台湾海峡で危険な火遊び
第4章 社会的弱者への冷たいまなざし
第5章 東京を舞台に戦争ごっこ
第6章 防災スペクタルの一日―“検証”ビッグレスキュー東京二〇〇〇
第7章 私物化される公共空間
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可