軍事遺産を歩く

竹内 正浩

函館山頂の要塞、幻の天皇御座所……終戦から六十年余たつ今も各地に残る軍事関連遺跡を訪ね、戦争と戦後のリアルな姿を記録した貴重な写文集。

軍事遺産を歩く
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 882円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:た-52-1
  • 刊行日: 2006/08/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:4-480-42255-2
  • JANコード:9784480422552
竹内 正浩
竹内 正浩

タケウチ マサヒロ

1963年愛知県生まれ。北海道大学卒業後、日本交通公社入社。出版部門で旅行誌などの編集に長年携わり、日本や世界各地を取材。退社後は、旅の楽しさ、地図や鉄道の謎、歴史を掘り下げるフリーライターとして活躍している。著書には『日本の珍地名』『地図もウソをつく』『戦争遺産探訪日本編』(以上、文春新書)、『地図だけが知っている日本100年の変貌』(小学館101新書)、『家系図で読みとく戦国名将物語』『世界まるごと謎解き地図』(以上、講談社)など多数。

この本の内容

函館山の要塞、聯合艦隊の地下壕、幻の天皇御座所、天守閣の機銃痕、戦艦の主砲塔、岸辺にうち捨てられたトーチカ。終戦から60年余、消滅したかに見えた軍事関連遺跡は、各地に残っていた。けれども、それらの殆どは何の手だてもとられず、ひっそりと埋もれていた。近代の戦争と戦後のリアルな姿を記録した貴重な写文集!文庫書き下ろし。

この本の目次

国境の町のトーチカ―根室(北海道)
山頂に眠る地下遺跡―函館山(北海道)
突貫工事の飛行場―茂原(千葉県)
鉄道聯隊の夢の跡―新京成線(千葉県)
最後の聚合艦隊司令部―日吉(神奈川県)
忘れ去られた記念碑―観音崎・横須賀(神奈川県)
幻の天皇御座所―松代(長野県)
六〇年、時を停めた空間―豊川(愛知県)
キャベツ畑の奇妙な塔―渥美(愛知県)
帝国海軍と赤煉瓦の町―舞鶴(京都府)
兵站基地と化した城塞―大阪城(大阪府)
明治期要塞の一級遺産―友ヶ島(和歌山県)
要塞島の数奇な運命―大久野島(広島県)
日本初の砲台公園―小島(愛媛県)
海軍の伝統を育んだ島―江田島・呉(広島県)
草生す東洋一の飛行場―大刀洗(福岡県)
三つ並んだ不思議な塔―針尾島(長崎県)
軍港を囲む明治の砲台―佐世保(長崎県)
海峡を睨む防人の島―対馬(長崎県)
掩体壕が物語る「戦後」―宇佐(大分県)

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