<敗戦>と日本人

保阪 正康

昭和二十年七、八月、日本では何が起きていたか。歴史的決断が下されるまでと、その後の真相を貴重な史料と証言で読みといた、入魂の書き下ろし。

<敗戦>と日本人
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 777円(税込)
  • Cコード:0121
  • 整理番号:ほ-16-2
  • 刊行日: 2006/08/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:336
  • ISBN:4-480-42257-9
  • JANコード:9784480422576
保阪 正康
保阪 正康

ホサカ マサヤス

評論家。ノンフィクション作家。一九三九年、札幌市生まれ。同志社大学文学部卒業。出版社勤務を経て著述活動に入る。日本近代史(とくに昭和史)の実証的研究、医学・医療の分野を検証する作品を発表している。第52回菊池寛賞受賞。本書と関連する時代をテーマとしたものに『五・一五事件─橘孝三郎と愛郷塾の軌跡』(中公文庫)、『死なう団事件─軍国主義下のカルト教団』(角川文庫)などがある。

この本の内容

1945年8月15日、日本はポツダム宣言を受諾し、民族の存亡を賭けた戦いに終止符を打った。しかし敗戦の決断に至る過程は、困難を極めた。天皇とその周辺や重臣たち、陸海軍の指導層はその間、何をしていたのだろうか。また国民は、その時をどのように生きたのか。貴重な史料と証言を読みときながら、敗戦という未曾有の運命に直面した日本人の真実を描く、入魂の文庫書き下ろし。

この本の目次

第1章 『昭和天皇独白録』が明かす「聖断」の真相
第2章 『昭和天皇独白録』をめぐる謎の手紙
第3章 昭和天皇の目撃者―『侍従長の回想』
第4章 終戦内閣の閣僚が体験した『終戦秘史』
第5章 『戦藻録』が記録した最後の特攻
第6章 『機関銃下の首相官邸』が描く大日本帝国の最期
第7章 『機密戦争日誌』―軍部エリートの栄光と挫折
第8章 非運の外交官が考察した『時代の一面』
第9章 『敗戦日記』の八月十五日への道
第10章 一医学徒が綴った『戦中派不戦日記』

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