水滸伝と日本人

高島 俊男

水滸伝がもっと面白くなる!
日本人はどう楽しみ、どう消化吸収したか。
ファン必読の大衆文学研究賞受賞作。

日本人は中国最大の人気長編活劇をどう楽しみ、どう消化吸収したか。『水滸伝』がますます面白くなる痛快な一冊。第五回大衆文学研究賞受賞作。

水滸伝と日本人
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 924円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:た-37-4
  • 刊行日: 2006/11/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:464
  • ISBN:4-480-42274-9
  • JANコード:9784480422743
高島 俊男
高島 俊男

タカシマ トシオ

1937年生れ。兵庫県相生出身。東京大学大学院修了。専攻中国文学。大学教員を経て現在フリー。主な著書に『水滸伝の世界』、『水滸伝と日本人』(第5回大衆文学研究賞)、『漱石の夏やすみ』(第52回読売文学賞)、『三国志きらめく群像』、『本と中国と日本人と』(以上、ちくま文庫)、『李白と杜甫』(講談社学術文庫)、『中国の大盗賊・完全版』(講談社現代新書)、『水滸伝人物事典』(講談社)、『本が好き、悪口言うのはもっと好き』(文春文庫、第11回講談社エッセイ賞)、『漢字と日本人』、『座右の名文』(文春新書)、『お言葉ですが…』〈1〉〜〈10〉(文藝春秋)・〈11〉(連合出版)、など多数。

この本の内容

ありとあらゆる中国の小説のなかで、最も人気のある『水滸伝』―この大長篇が日本にやってきたのはいつなのだろうか。九紋龍の史進、虎退治の武松、怪僧魯智深ら梁山泊百八人の英雄豪傑による獅子奮迅の大活劇だ。面白い話が大好物の日本人の嗜好になじまないわけがない。はじめて眼にした『水滸伝』を江戸人はどう楽しみ、どう消化吸収したか。江戸から昭和まで三百年の面白がりようの歴史を追いかけた痛快な一冊!第5回大衆文学研究賞受賞。

この本の目次

第1部 江戸時代(川柳水滸伝
『水滸伝』がやってきた
唐話学習の流行
四つの段階―原書、和刻、翻訳、翻案
岡島冠山と和刻本『忠義水滸伝』 ほか)
第2部 明治以後(芥川龍之介と『水滸伝』
明治の『水滸伝』概況
旧訳の再刊
明治期の注釈と研究
『めざまし草』の共同研究 ほか)

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