落語で江戸のうらおもて
何を吐かしゃアがンでエ、べらぼうめエ!
……の言葉の裏にもいろいろありまして。名文句に宿る江戸の「心」
落語が日常の地続きであった時代の、日本人の気質を映す言葉たち。落語の「名文句」を題材に、江戸っ子気質を解読する「江戸ことば随談記」。
- シリーズ:ちくま文庫
- 714円(税込)
- Cコード:0176
- 整理番号:き-23-1
- 刊行日:
2006/12/06
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:256
- ISBN:4-480-42284-6
- JANコード:9784480422842
- 在庫 ×
古今亭志ん朝が亡くなって失われたもの。それはその芸だけでなく、江戸の名残をうつす言葉。落語が決してフィクションではなく、日常の地続きであった時代の、東京に一貫して流れる「心」を映す言葉だった。江戸の文化と気風がいよいよ消える時期に際して、志ん朝のCDプロデューサーにして「江戸っ子四代目」の著者が、落語の名の「名文句」を題材に、そこに宿る江戸っ子気質を解読する。
何を吐かしゃアがンでエ、べらぼうめエ―『大工調べ』
江戸っ子の生まれ損ない、金を貯め―『三方一両損』『文七元結』
それア、おれが悪かった―『百川』
まア、早い話が―『長短』
女のおれが見ていい女『三軒長屋』
半ちゃんは達引が強い―『酢豆腐』
ざまァ見やがれ、上げ潮の塵芥―『風呂敷』
あたしのほうがちがっているかも―『厩火事』
手が放されねエ―『小言幸兵衛』
妓がそばにいねエからってんで、ぐずぐず言うほど野暮な男じゃねエんだい―『五人廻し』
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