くもの巣の小道
連中の話すことといったら酒と女とドイツ軍のこと
パルチザンの行動と生活を、少年の目を通して描く。
少年が加わった部隊は、 愛すべき落ちこぼれたち の吹き溜まりだった。パルチザンの行動と生活を少年の目を通して寓話的に描く。
【解説: 和田忠彦 】
- シリーズ:ちくま文庫
- 819円(税込)
- Cコード:0197
- 整理番号:か-25-2
- 刊行日:
2006/12/06
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:288
- ISBN:4-480-42292-7
- JANコード:9784480422927
- 在庫 ×
少年ピンが加わったパルチザン部隊は、“愛すべきおちこぼれ”たちのふきだまりだった。普段、酒や女で頭がいっぱいの彼らが「死」をもってあがなおうとしているのは何なのだろう。なんとも嫌らしくて、不可解な大人たちである。パルチザンの行動と生活を少年の目を通して寓話的に描く。奇想天外な現代小説の鬼才・カルヴィーノの文学的原点の傑作。
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