たまたま地上にぼくは生まれた

中島 義道

理不尽さを生き抜く覚悟
でも「やっぱり死んじゃう」
「私の」哲学・人生案内

ホンネで生きる哲学者がヨーロッパ体験や哲学の意味、日本人論などを通して、人生の理不尽さを生き抜く覚悟について語る。
【解説: 長谷川三千子 】

たまたま地上にぼくは生まれた
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 882円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:な-27-3
  • 刊行日: 2007/01/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:352
  • ISBN:978-4-480-42306-1
  • JANコード:9784480423061
中島 義道
中島 義道

ナカジマ ヨシミチ

1946年福岡県生まれ。77年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。83年、ウィーン大学基礎総合学部修了(哲学博士)。現在は電気通信大学教授。主な著書に『哲学の道場』(ちくま新書)、『哲学者とは何か』『たまたま地上にぼくは生まれた』(いずれも、ちくま文庫)、『時間論』『カントの法論』(いずれも、ちくま学芸文庫)、『悪について』(岩波新書)、『孤独について』(文春新書)、『ウィーン愛憎』(中公新書)、『哲学の教科書』(講談社学術文庫)などがある。

この本の内容

「闘う哲学者」としての出発点は、偏見と傲慢、狭量さが見え隠れするウィーンでの体験にあった。それが自らの哲学に独特なニュアンスを与え、軽妙でありながらウルサク、孤独を愛し自己責任を徹底して尊重するがゆえに執拗な日本(人・社会)批判を繰り返させることになる。ヨーロッパ体験、哲学談義、日本(人・社会)論の三つの視点で構成される本書は、期せずして見事な自著解読にもなっている。

この本の目次

第1章 ヨーロッパ体験の重み(ウィーンショック
ほんとうの国際化とは)
第2章 哲学とは何だろうか(哲学は教えられるか
哲学という病
時間というフィクション ほか)
第3章 人生の理不尽を見つめて(自分の言葉で語る勇気
理不尽を生き抜く
イヤでも働くことの意味)

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