増補 司馬遼太郎の「場所」
「歴史という物語」を歩いた人
『梟の城』から『街道をゆく』まで
司馬{遼}太郎は日本人の自己イメージに決定的な影響を与えた。小説、随筆、紀行文など多彩な司馬作品を読みとき、その光源に迫る。
【解説: 阿木津 英 】
- シリーズ:ちくま文庫
- 798円(税込)
- Cコード:0195
- 整理番号:ま-31-1
- 刊行日:
2007/02/07
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:272
- ISBN:978-4-480-42311-5
- JANコード:9784480423115
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数多くの作品を通して魅力あふれるヒーローを作り出し、「この国のかたち」を考察した司馬遼太郎は、日本人の歴史意識に決定的な影響を与えた。しかし同時に、「透明な厭世思想」の持ち主でもあり、それは作品に微妙な彩りを添えている。『梟の城』から『街道をゆく』までの膨大な作品群の中からいくつかの小説、随筆、紀行文を読みとき、司馬文学の光源に迫る。
1(理性と気概のひと―追悼・司馬遼太郎
歴史は文学の華なり、と。―司馬文学の「場所」)
2(“鳥瞰”という方法
『項羽と劉邦』の読まれ方 ほか)
3(司馬遼太郎と私
資料を生で読むひと ほか)
アラン島紀行
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