漱石の夏やすみ

高島 俊男

自在流名訳による漱石の漢文紀行『木屑録』

漱石が漢文で書いた房総紀行『木屑録』の味わいを自在な訳文で紹介。子規との交友や日本人の「漢文」観にも説きおよぶ興趣尽きない一冊。

漱石の夏やすみ
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 819円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:た-37-5
  • 刊行日: 2007/06/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-42343-6
  • JANコード:9784480423436
高島 俊男
高島 俊男

タカシマ トシオ

1937年生れ。兵庫県相生出身。東京大学大学院修了。専攻中国文学。大学教員を経て現在フリー。主な著書に『水滸伝の世界』、『水滸伝と日本人』(第5回大衆文学研究賞)、『漱石の夏やすみ』(第52回読売文学賞)、『三国志きらめく群像』、『本と中国と日本人と』(以上、ちくま文庫)、『李白と杜甫』(講談社学術文庫)、『中国の大盗賊・完全版』(講談社現代新書)、『水滸伝人物事典』(講談社)、『本が好き、悪口言うのはもっと好き』(文春文庫、第11回講談社エッセイ賞)、『漢字と日本人』、『座右の名文』(文春新書)、『お言葉ですが…』〈1〉〜〈10〉(文藝春秋)・〈11〉(連合出版)、など多数。

この本の内容

第一高等中学校時代の夏やすみ、友人たちと房総を旅行した夏目漱石が帰京後、郷里松山で静養する級友正岡子規に宛ててつづった漢文紀行。題して『木屑録』という。「漢文」であるがゆえにあまり知られなかったこの作品の諧謔にみちた味わいを、軽妙自在な名訳であきらかにし、子規との若き日の交友や日本人の「漢文」観にも説きおよぶ興趣つきない一冊。第52回読売文学賞受賞作。

この本の目次

木屑録訳
漱石と子規
「漢文」について
日本人と文章
木屑録をよむ
木屑録活字版

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