漱石の夏やすみ
自在流名訳による漱石の漢文紀行『木屑録』
漱石が漢文で書いた房総紀行『木屑録』の味わいを自在な訳文で紹介。子規との交友や日本人の「漢文」観にも説きおよぶ興趣尽きない一冊。
第一高等中学校時代の夏やすみ、友人たちと房総を旅行した夏目漱石が帰京後、郷里松山で静養する級友正岡子規に宛ててつづった漢文紀行。題して『木屑録』という。「漢文」であるがゆえにあまり知られなかったこの作品の諧謔にみちた味わいを、軽妙自在な名訳であきらかにし、子規との若き日の交友や日本人の「漢文」観にも説きおよぶ興趣つきない一冊。第52回読売文学賞受賞作。
木屑録訳
漱石と子規
「漢文」について
日本人と文章
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木屑録活字版
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