人生の教科書 〔情報編集力をつける国語〕

藤原 和博 著 , 重松 清 著 , 橋本 治

本物の国語力は
人間関係に役立つ

コミュニケーションツールとしての日本語力=情報編集力をつけるのが国語。重松清の小説と橋本治の古典で実践教科書を完成。
【解説: 平田オリザ 】

人生の教科書 〔情報編集力をつける国語〕
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 945円(税込)
  • Cコード:0180
  • 整理番号:ふ-29-8
  • 刊行日: 2007/10/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:368
  • ISBN:978-4-480-42371-9
  • JANコード:9784480423719
藤原 和博
藤原 和博

フジハラ カズヒロ

1955年東京生まれ。1978年東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任後、1996年同社フェローとなる。小中学校での教育改革に関わり、2003年より5年間、都内では義務教育初の民間校長として杉並区立和田中学校校長を務める。08年、橋下大阪府知事特別顧問に。著書は、『人生の教科書[よのなかのルール]』(ちくま文庫)、『新しい道徳』(ちくまプリマー新書)、『はじめて哲学する本』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)等多数。

重松 清
重松 清

シゲマツ キヨシ

1963年生まれ。作家。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、01年『ビタミンF』で直木賞を受賞。『流星ワゴン』『きよしこ』『小学五年生』『卒業』『くちぶえ番長』など小説多数。ほかに『娘に語るお父さんの歴史』など。

橋本 治
橋本 治

ハシモト オサム

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルを越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』、『巡礼』、『リア家の人々』、『BAcBAHその他』『あなたの苦手な彼女について』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』他多数。

この本の内容

国語は修身ではない。他人の気持ちを理解する読解力、自分の気持ちを伝える表現力、そうしたコミュニケーションツールとしての日本語力=情報編集力を鍛えるのが、国語の役割だ。本書は藤原和博の、そんな信念のもとに作られた実践的教科書。日本語使いの達人、重松清の現代小説指南と橋本治の古典読解で、国語力をアップ。

この本の目次

第1章 重松清の『ワニとハブとひょうたん池』で、「表現法」をトレーニングする(自己紹介はドラマチックに
他人の気持ちを知る
比喩を使いこなす ほか)
第2章 重松清の『エイジ』で、「思考法」とトレーニングする(ものごとを立体的に組み立てる
“世間”に惑わされない
人間関係を図で表す ほか)
第3章 古典講座 日本語の文章はこうして生まれた!(男の文章と女の文章
「ひらがな」と「カタカナ」
「ふつうの日本語の文章」が登場する鎌倉時代は、日本文化の大転換期 ほか)
第4章 コミュニケーションの「わからなさ」について(乗り換え案内)

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