回転ドアは、順番に

穂村 弘 著 , 東 直子

熱い言葉が絡み合う――
スリリングな恋愛問答歌。

ある春の日に出会い、そして別れるまで。気鋭の歌人ふたりが、見つめ合い呼吸をはかりつつ投げ合う、スリリングな恋愛問答歌。
【解説: 金原瑞人 】

回転ドアは、順番に
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 609円(税込)
  • Cコード:0192
  • 整理番号:ほ-20-1
  • 刊行日: 2007/11/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:208
  • ISBN:978-4-480-42388-7
  • JANコード:9784480423887
穂村 弘
穂村 弘

ホムラ ヒロシ

1962年北海道生まれ。歌人。上智大学英文学科卒。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論まで広く活躍中。若い世代を中心に絶大な支持を受けている。歌集に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』『ラインマーカーズ』、エッセイ集に『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『にょっ記』『現実入門』『もしもし、運命の人ですか。』『整形前夜』『にょにょっ記』など。その他、春日武彦氏との対談集に『人生問題集』がある。短歌評論『短歌の友人』で伊藤整文学賞を受賞した。

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東 直子
東 直子

ヒガシ ナオコ

1963年生まれ。歌人・作家。歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』『十階??短歌日記2007』など。06年に『長崎くんの指』(のちに文庫『水銀灯が消えるまで』)で小説デビューし、以後、『さようなら窓』『ゆずゆずり』『薬屋のタバサ』『らいほうさんの場所』ほか多数の小説作品、またエッセイ集『耳うらの星』などを発表。共著に『回転ドアは、順番に』『短歌があるじゃないか。 一億人の短歌入門』がある。

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この本の内容

ある春の日に出会って、ある春の日に別れるまでの、恋愛問答歌。短歌と、そこに添えられた詩のような断章で、男と女、ふたりの想いがつづられる。紡ぎ出された言葉のひとつひとつが、絡み合い、濃密な時間を作り上げていく。短歌界注目のふたりによる、かつてないほどスリリングで熱い言葉の恋愛。文庫化にあたり、ストーリーに沿って1章ごとにふたりの自作解説を付加した。

この本の目次

1 遠くから来る自転車を
2 青空くさいキスのはじまり
3 月を見ながら迷子になった
4 恋人のあくび涙
5 虹になんて謝らないわ
6 SHOCK RESISTANT
7 うわごとで名前を呼んで
8 が、生まれた日
9 空転の車輪
10 ささやいてください

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