文章読本さん江
文豪も名文家もなんのその!
文章界の闇を暴く快著
「文章読本」の歴史は長い。百年にわたり文豪から一介のライターまでが書き綴った、この「文章読本」とは何ものか。小林秀雄賞受賞の傑作評論。
名だたる名文家が次々と名乗りを挙げ、叱ったり諭したり自慢したり(?)して文章をご指南くださる「文章読本」。そんなありがたい指南書が100年に亘り延々書き続けられたのはなぜか。大御所たちの思惑、「文章読本界」の抗争、そして国語・作文教育の変遷にまで切り込み、「文章読本」をめぐる悲喜劇を見事に描き出す。文庫化にあたりネット時代の文章読本について新規書き下ろし。小林秀雄賞受賞作。
1 サムライの帝国(書く人の論理―文章読本というジャンル
静かな抗争―定番の文章読本を読む)
2 文章作法の陰謀(正論の迷宮―文章読本の内容
階層を生む装置―文章読本の形式
修行の現場―文章読本の読者)
3 作文教育の暴走(形式主義の時代―明治の作文教育
個性化への道―戦前の綴り方教育
豊かさの中で―戦後の作文教育)
4 下々の逆襲(スタイルの変容―文章読本の沿革
様々なる衣装―文章読本の行方)
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