人生を〈半分〉降りる 

中島 義道

哲学者が制作するものは
彼の生活である。(ニーチェ)

哲学的に生きるには<半隠退>というスタイルを貫くしかない。「清貧」とは異なるその意味と方法を、自身の体験を素材に解き明かす。
【解説: 中野翠 】

人生を〈半分〉降りる 
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 735円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:な-27-4
  • 刊行日: 2008/01/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-42412-9
  • JANコード:9784480424129
中島 義道
中島 義道

ナカジマ ヨシミチ

1946年福岡県生まれ。77年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。83年、ウィーン大学基礎総合学部修了(哲学博士)。現在は電気通信大学教授。主な著書に『哲学の道場』(ちくま新書)、『哲学者とは何か』『たまたま地上にぼくは生まれた』(いずれも、ちくま文庫)、『時間論』『カントの法論』(いずれも、ちくま学芸文庫)、『悪について』(岩波新書)、『孤独について』(文春新書)、『ウィーン愛憎』(中公新書)、『哲学の教科書』(講談社学術文庫)などがある。

この本の内容

やがて確実に訪れる死を前にすると、「哲学的な生き方」をするために残された時間は短く、不要なことは出来る限り省くほかない。そのように自己中心的な態度を貫き、世間と妥協せずに生きることは、結果として不幸をもたらすことになるが、それを自覚して生きることこそが大事なのだ。「半隠遁」という宙ぶらりんな生き方に潜む、懐疑的で批判的な精神の意味を解き明かす。

この本の目次

プロローグ―あなたはまもなく死んでしまう
1章 「繊細な精神」のすすめ
2章 「批判精神」のすすめ
3章 「懐疑精神」のすすめ
4章 「自己中心主義」のすすめ
5章 「世間と妥協しないこと」のすすめ
6章 「不幸を自覚すること」のすすめ
エピローグ―そして、あなたはまもなく死んでしまう

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