バーボン・ストリート・ブルース

高田 渡

ガンコであり続けた
男のあっぱれ人生

流行に迎合せず、グラス片手に飄々とうたい続け、いぶし銀のような輝きを放しつつ逝った高田渡の酔いどれ人生、ここにあり。
【解説: スズキコージ 】

バーボン・ストリート・ブルース
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 756円(税込)
  • Cコード:0123
  • 整理番号:た-55-1
  • 刊行日: 2008/04/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-42430-3
  • JANコード:9784480424303
高田 渡
高田 渡

タカダ ワタル

1949年、岐阜県に生まれ東京に育つ。中学卒業後、昼間は印刷会社で働き夜は定時制高校に通う生活を送る中、アメリカのフォークソングに傾倒し曲作りを始める。68年、フォークキャンプで『自衛隊に入ろう』を唄い注目され、翌年『高田渡/五つの赤い風船』でレコードデビューを果たす。自作のほか、演歌師や山之口貘をはじめとする詩人の現代詩に曲をつけるというスタイルを確立。そんな独自の手法でフォークソングを次々と送り出し、40年近く全国各地で唄い続けた。05年死去。(撮影:上久保愿)

この本の内容

フォークソングが一世を風靡した頃、奇妙な曲「自衛隊に入ろう」が話題になった。「あたりさわりのないことを歌いながら、皮肉や揶揄などの香辛料をパラパラふりかけるやり方が好き」な高田らしいデビュー曲である。以後、世の流行に迎合せず、グラス片手に飄々と歌い続けて40年。いぶし銀のような輝きを放ちつつ逝った、フォークシンガー高田渡の酔いどれ人生記。

この本の目次

序章 自衛隊に入ろう
第1章 貧乏なんて怖くはない
第2章 初めてのレコードからかれこれ三十年
第3章 普通の人々の生活を歌に
第4章 旅のおもしろさはなんといっても人と街
第5章 文化鯖が大好き
第6章 「街の記録写真家」
第7章 今日も僕は「いせや」で焼酎を飲む

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