陸軍落語兵
戦地にも日常はありまして。
『与太郎戦記』に続く第二弾。前著で書ききれなかった大陸の戦地での日常と戦闘、そして復員後落語家になるまでを描く。
【解説: 昔昔亭桃太郎 】
「春風亭柳昇といえば、いまやわが国ではアタシ一人でしてェ…」戦後、新作落語で一世を風靡した著者の『与太郎戦記』に続く第二弾。前著で書ききれなかった戦地でのエピソードから、戦後、落語家になるまでを描く。中国大陸の激戦地にありながら、どこかのんびりとした兵隊たちの日常が、独特の文体で飄々と描かれる。市井の人々の苦しみの記録でもある。貴重写真収録。
東部六十二部隊に入隊
唾を吐く少尉殿
のん気な兵隊
毛虱掃討作戦
慕われた中隊長殿
斥候
我は囮部隊
戦闘開始
盗難事件
お犬さま掛り
局所負傷兵
泣けない芝居の『父帰る』
少女と兵隊さん
寄席通い
鼻を切るはなし
意外な訪問者
貞鳳さんとの出合い
落語兵入隊
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