サヨナラ、学校化社会

上野 千鶴子

東大から日本が見えてきた。
このままではマズイ!

東大に来て驚いた。現在を未来のための手段とし、偏差値一本で評価を求める若者。ここからどう脱却する? 丁々発止の議論満載。
【解説: 北田暁大 】

サヨナラ、学校化社会
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 714円(税込)
  • Cコード:0137
  • 整理番号:う-17-3
  • 刊行日: 2008/10/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-42460-0
  • JANコード:9784480424600
上野 千鶴子
上野 千鶴子

ウエノ チヅコ

1948年富山県生まれ、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。95年より東京大学教授。専攻、家族社会学・女性学。94年『近代家族の成立と終焉』でサントリー学芸賞受賞。その他の著書に『家父長制と資本制』『ナショナリズムとジェンダー』『発情装置』『おひとりさまの老後』『男おひとりさま道』『ひとりの午後に』など。

この本の内容

93年、東大に移ってきた上野先生は驚いた。なんて素直な、課題を効率よくこなす学生なんだ、と。そして怒り心頭に発した。レポートがどれも講義の要約だったからだ。…「国民」を育てる近代装置である学校。変革の時代にこのシステムの弊害は大きい。知識よりも知恵があり、どんな状況にもサバイバルできる能力を備えた人間を育てるにはどうしたらいいのか。実践的マニフェスト。

この本の目次

1 東大生、この空洞のエリートたち
2 学校に侵食される社会
3 少女・母・OLたちの学校トラウマ
4 学校は授業で勝負せよ
5 授業で生存戦略、教えます
6 上野千鶴子の楽屋裏
7 ポストモダンの生き方探し

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