戸板康二の歳月
よみがえる、昭和の文人たち
久保田万太郎、折口信夫、福田恆存、芥川比呂志……著者が唯一「先生」と呼ぶ戸板康二と、昭和の文人たちとの交流を描く。
【解説: 利根川裕 】
敬愛の情 大村彦次郎
都会的なエスプリを身上とし、演劇評論、推理小説、随筆など多ジャンルで活躍した文筆家・戸板康二。豊かな才能の傍らには、多くの文人たちとの交流があった。久保田万太郎、折口信夫、福田恆存、芥川比呂志ら昭和を代表する文人たち、また演劇、歌舞伎人たち。彼らとの交わりと、「東京人」戸板康二の感性を、彼を師と仰いだ著者が深い哀惜をもって描く、渾身の評伝。
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