禅語遊心

玄侑 宗久

春夏秋冬、
禅的生活。

世間の常識は疑ってかかる。無邪気に心を解き放つ。禅の真骨頂を表すことばの数々を、季節の移ろいに寄り添いながら味わい尽くす。
【解説: 江上剛 】

禅語遊心
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 714円(税込)
  • Cコード:0115
  • 整理番号:け-4-1
  • 刊行日: 2008/11/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:978-4-480-42489-1
  • JANコード:9784480424891
玄侑 宗久
玄侑 宗久

ゲンユウ ソウキュウ

1956年福島県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。1983年、臨済宗大本山天龍寺専門道場で修行。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職。「中陰の花」で第125回芥川賞受賞。著書に『禅語遊心』(ちくま文庫)、『禅的生活』『現代語訳 般若心経』(ちくま新書)、『私だけの仏教』(講談社+α新書)、『釈hに説法』(新潮新書)、『中陰の花』『龍の棲む家』(文藝春秋)、『アミターバ』『テルちゃん』(新潮社)など多数がある。

この本の内容

禅は世間の常識を疑ってかかる。この世で生きていくうえで常識はたしかに必要だが、それは往々にして私たちの精神を不自由にもする。禅が何より大切にするのは、心を解き放つこと。常識に潜む邪気に無邪気で向き合うのだ。禅語と呼ばれることばの数々には、そうした禅の真髄が意味深長に、ときに韜晦まじりに表れている。自然と和しながら人為の常識を覆す禅語の宇宙、その豊饒を、高僧の墨蹟と達意の文章で綴る。

この本の目次

年新た
春立つ
夏来り
秋を訪う
冬篭もる
無季

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