自民党戦国史 上
一度掴んだ権力は離さない。
角福戦争、三木降ろし、四十日抗争…。政権獲得をめざして火花を散らす政治家たちの実態を、大平正芳の側近が生き生きと描き出す。
日本の戦後政治を語る上で、派閥の存在を無視することはできない。総理総裁の椅子をめぐり合従連衡を繰り返すことによって、戦後の保守政治は形作られてきたともいえる。佐藤政権末期から田中、三木、福田、大平、鈴木、中曾根へと、次第に田中派支配が強まるなかで、権謀術数を尽くし政権獲得への執念を燃やす派閥の領袖たちの心理ドラマを描き出す、迫真のドキュメント。
第1部 派閥と領袖(前尾派の誕生と佐藤四選
大平、田中の一本立ち
田中角栄の台頭
田中政権の性格
田中角栄の暗い面
日中航空協定と参議院選挙
田中内閣の退陣
椎名裁定の前夜
気落ちした大平正芳
第二の保守合同とは何か
おれが横になったら党は何もできない
ロッキード事件と三木降ろし
挙党協と内閣改造
公選法第三十一条の“解散”
保革逆転ならず
微妙になった大福関係
野沢詣でと瀬田詣で
解散は封じこめよ
日中交渉と大福関係
公選に私は立たない
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