自民党戦国史 下
権力の頂点を極める。
大平・福田両派の対立は、自民党全体を巻き込んだ四十日抗争へと発展し…。権力への執念、ライバルへの嫉妬が渦巻く政界の中枢を活写する。
戦後日本を大きく揺さぶったロッキード事件と田中元首相の逮捕は、保守政治の歯車を大きく狂わせた。権力への執念を燃やし、政界に君臨し続けようとする田中角栄。次の総理の座を狙い、野心と嫉妬の狭間であえぎ苦しむ政治家たち。やがてそれは自民党を二分して、「四十日抗争」を引き起こす火種となる。
第2部 権力と相克(予備選前夜と秋の政局
この逆転はだれの働きか
つまずいた組閣
大平内閣との奇妙な距離
解散から内紛の道へ ほか)
第3部 支配と堕落(霊前の会談
だれが組閣名簿をつくったか
組閣にひそむ権力者の意図
鈴木内閣始動
行財政改革に政治生命を賭ける ほか)
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