ひとの最後の言葉
「永訣かくのごとくに候」
彼らは死後をどう生きたか?
日本人は死をどう生きたか。芭蕉や崋山、独歩や漱石、子規や天心などが書き残したものを通して、その死生観を考える。
【解説: 島薗進 】
急速な高齢化に伴って、死はごくありふれたものになった。しかしどれほど科学が進んだとしても、死の向こう側は全く未知のままであり、その現実に触れることはできない。私たちはその必然にどう向き合えばよいのだろうか。松尾芭蕉や渡辺崋山、国木田独歩や夏目漱石、そして正岡子規や岡倉天心の遺書や辞世の句、死について書き残した手紙をもとに日本人の死生観を考える。
序 死ぬのはいつも他人
1 序章ふたたび
2 国木田独歩の涙
3 夏目漱石の白雲吟
4 芭蕉の夢の枯野の吟
5 芭蕉遺書、臨終、“辞世”考
6 『おくのほそ道』、その位置と意味
7 辞世の歌と句さまざま
8 永訣かくのごとくに候
9 正岡子規の最期
10 岡倉天心と魂の恋人
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