向田邦子との二十年
少なくともあの一夜だけは
あの人を愛していたのだと思う
あの人は、あり過ぎるくらいあった始末におえない胸の中のものを誰にだって、一言も口にしない人だった。時を共有した二人の世界。
【解説: 新井信 】
「あの人は、あり過ぎるくらいあった始末におえない胸の中のものを、誰にだって、一つだって口にしたことのない人だった。では、どのように始末したのだろう、小説ではなかったか?小説の中には悔しい向田さんがいる。泣いているあの人がいる」。二十年以上つかず離れずの間柄であればこそ、見えてくることがある。凛としているが、親分肌でそそっかしい向田邦子の素顔。
触れもせで(遅刻
財布の紐
漱石
名前の匂い
爪 ほか)
夢あたたかき(待ち合わせ
縞馬の話
ひろめ屋お邦
昨日のつづき
転校生 ほか)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可