太宰治集 哀蚊 文豪怪談傑作選

太宰 治 著 , 東 雅夫 編集

本当は恐ろしい国民的作家
怪奇と幻想のアンソロジー

祖母の影響で子供の頃から怪談好きだった太宰治。表題作「哀蚊」や「魚服記」はじめ、本当は恐ろしい幽暗な神髄を一冊にまとめる。

太宰治集 哀蚊 文豪怪談傑作選
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 924円(税込)
  • Cコード:0193
  • 整理番号:ふ-36-12
  • 刊行日: 2009/08/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:384
  • ISBN:978-4-480-42632-1
  • JANコード:9784480426321
太宰 治
太宰 治

ダザイ オサム

1909-1948。青森県北津軽郡の生まれ。本名津島修治。中学の頃より同人誌に習作を発表。旧制弘前高校から東大仏文科に進む。この間、左翼思想に傾倒。「魚服記」「思い出」でデビュー。戦中から戦後にかけて「ロマネスク」「富嶽百景」「お伽草子」「ヴィヨンの妻」など、次々と秀作を発表。流行作家としての栄光のさなかに自殺。

東 雅夫
東 雅夫

ヒガシ マサオ

1958年神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。元「幻想文学」編集長、現「幽」編集長。著書に『遠野物語と怪談の時代』(日本推理作家協会賞受賞)、『怪談文芸ハンドブック』『江戸東京 怪談文学散歩』ほか、編著に『文豪てのひら怪談』など。

著者に関する情報

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この本の内容

「私は怪談を作ることを愛する」―太宰文学の原点には幼き日、祖母に語り聞かされた怪談話があった!最初期の「怪談」「哀蚊」から、和漢の古典に想を得た怪奇幻想譚「魚服記」「竹青」「人魚の海」、彼岸の気配が揺曳する「メリイクリスマス」「トカトントン」、その末期を予見するかのような水界への怖れと憧憬に満ちた作品群など、怪談を切り口に、永遠の人気作家の知られざる一面に迫る。

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