龍馬と八人の女性
初恋の相手、許嫁、最愛の“妻”
龍馬と関わりのあった女たちの人生を、入念な取材と考証をもとに描くノンフィクション。幕末維新を生きた人間たちの息遣いが、ここにはある。
坂本龍馬の伝記を紐とけば、彼がその生涯で関わりを持った幾人かの女性に出会うことができる。しかしそれは、誤った想像や通説に寄りかかったものであることも少なくない。彼女たちはどのような人生を送ったのだろうか。本書は、彼女たちの足跡を丹念にたどり、史料の渉猟や関係者へのインタビューを重ねることによって、従来の誤った説を正し、新史実を掘り起こしたノンフィクション。幕末維新を生きた女性たちへの深い共感がここにある。
第1章 加尾―青年龍馬の初恋の女性
第2章 徳―小町娘はお徳さん、夜遊び仲間に龍馬あり
第3章 須磨―“龍馬って、いやな男でしたよ”
第4章 佐那―結婚を約束し生涯貞節を貫いた千葉道場の娘
第5章 登勢―大胆で情に厚い志士たちの庇護者
第6章 元―龍馬が寵愛した長崎芸妓
第7章 乙女―龍馬の最も良き理解者“坂本のお仁王さま”
第8章 りょう―“おもしろき女”“みょうな女”龍馬最愛の妻
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