ちくま文学の森 2 心洗われる話
安野 光雅 編集 , 森 毅 編集 , 井上 ひさし 編集 , 池内 紀 編集 , 佐藤 春夫 著 , 芥川 龍之介 著 , 有島 武郎 著 , ルグロ 著 , 平野 威馬雄 翻訳 , オー・ヘンリー 著 , 大津 栄一郎 翻訳 , 桂 三木助 著 , 太宰 治 著 , ギ・ド・モーパッサン 著 , 河盛 好蔵 翻訳 , A・フランス 著 , 堀口 大學 翻訳 , アルトゥール・シュニッツラー 著 , 山本 有三 翻訳 , サマセット・モーム 著 , 田中 西二郎 翻訳 , 梶井 基次郎 著 , 野尻 抱影 著 , 中 勘助 著 , 谷崎 潤一郎 著 , 宮澤 賢治 著 , 吉野 せい 著 , 樋口 一葉 著 , 長谷川 伸 著 , 宮本 常一 著
「もののあわれ」と
「胸さわぎ」と
蜜柑(芥川龍之介)芝浜(桂三木助)獅子の皮(モーム)島守(中勘助)母を恋うる記(谷崎潤一郎)土佐源氏(宮本常一)他全二十篇
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![安野 光雅](/photo/author/medium/000605.jpg)
安野 光雅
アンノ ミツマサ
1926年島根県津和野生まれ。画家・絵本作家として、国際アンデルセン賞、ケイト・グリーナウェイ賞、紫綬褒章など多数受賞し、世界的に高い評価を得ている。主な著作に『ふしぎなえ』『ABCの本』『繪本平家物語』『繪本三國志』『安野光雅文集』(全6巻)『片想い百人一首』などがある。(写真:広石修)
![森 毅](/photo/author/medium/001565.jpg)
森 毅
モリ ツヨシ
1928年東京生まれ。東京大学数学科卒業。京都大学教養部教授を長く務める。著書に『まちがったっていいじゃないか』(ちくま文庫)、『数学の歴史』(講談社学術文庫)、『対談 数学大明神』(安野光雅氏と共著、ちくま学芸文庫)ほか多数。2010年7月逝去。
![池内 紀](/noimg/noimg_author.gif)
池内 紀
イケウチ オサム
1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者。エッセイスト。主な著書に、『ウィーン・都市の詩学』(73年)、『諷刺の文学』(78年・亀井勝一郎賞)、『海山のあいだ』(94年・講談社エッセイ賞)、『見知らぬオトカム――辻まことの肖像』(97年)、『ゲーテさんこんばんは』(2001年・桑原武夫学芸賞)、『二列目の人生』(03年)、『ひとり旅は楽し』(04年)、『森の紳士録』(05年)、『池内紀の仕事場』(全8巻・04年−05年)など。主な訳書に、カネッティ『眩暈』(1972年)、ジュースキント『香水』(88年)、ロート『聖なる酔っ払いの伝説』(89年)、ゲーテ『ファウスト』(99年・毎日出版文化賞)、『カフカ小説全集』(全6巻・2000年−02年・日本翻訳文化賞)など。
![芥川 龍之介](/photo/author/medium/000804.jpg)
芥川 龍之介
アクタガワ リュウノスケ
1892-1927。東京の下町生まれ。幼いころより和漢の書に親しみ、怪異を好んだ。一高、東大英文科にすすむ。在学中に書いた「鼻」が夏目漱石の激賞を受ける。しばらく教員生活をしたのちに創作に専念、第一創作集「羅生門」によって文壇の地位を確立。以後、王朝物、キリシタン物、開化物など、たえず新機軸につとめ、知的で清新な作風をつくりあげた。睡眠薬により自殺。
![太宰 治](/noimg/noimg_author.gif)
太宰 治
ダザイ オサム
1909-1948。青森県北津軽郡の生まれ。本名津島修治。中学の頃より同人誌に習作を発表。旧制弘前高校から東大仏文科に進む。この間、左翼思想に傾倒。「魚服記」「思い出」でデビュー。戦中から戦後にかけて「ロマネスク」「富嶽百景」「お伽草子」「ヴィヨンの妻」など、次々と秀作を発表。流行作家としての栄光のさなかに自殺。
![ギ・ド・モーパッサン](/noimg/noimg_author.gif)
ギ・ド・モーパッサン
モーパッサン,ギ・ド
(1850-1893)フランスの自然主義の作家、詩人。パリ大学進学後、普仏戦争で軍役につく。その後、パリの海軍省の役人となり、傍ら小説を発表。フローベールと出会い、多大な影響を受け、1880年、同人誌に「脂肪の塊」を発表。以後、新聞の連載小説などで活躍する流行作家となる。代表作に、『女の一生』『ベラミ』『死のごとく強し』など。短f小説の名手として知られ、300篇ちかくを残している。
![サマセット・モーム](/noimg/noimg_author.gif)
サマセット・モーム
モーム,サマセット
1874~1965。20世紀最大の作家。聖トマス病院医学校で医師免許を得た後、文学の道に転じる。青年の苦悩と自立を描いた自伝的小説『人間の絆』は教養小説の白眉。第一次大戦では、英国政府の密命をおびて戦時下のロシアに潜入、ケレンスキー内閣支援に奔命する。『お菓子とビール』、『コスモポリタンズ』など数々の長・短編小説の傑作を残す。
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