ケータイ小説は文学か

石原 千秋

ケータイ文学肯定論

ケータイ小説を大胆にも文学として認め、その構造を徹底分析。小説の「読み」「書き」に起こる異変を解きあかし、現代文学の新しい境地を見出す刺激的アプローチ。

ケータイ小説は文学か
  • シリーズ:ちくまプリマー新書
  • 714円(税込)
  • Cコード:0290
  • 整理番号:85
  • 刊行日: 2008/06/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:128
  • ISBN:978-4-480-68785-2
  • JANコード:9784480687852
石原 千秋
石原 千秋

イシハラ チアキ

1955年生まれ。成城大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程後期中退。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専攻は日本近代文学。文学テクストを現代思想の枠組を使って分析、時代状況ともリンクさせた斬新な読みを展開する。また、20年以上高校国語教科書の編集委員をつとめた経験から、国語教科書や入試国語の読解を通した問題提起も積極的に行っている。著書に『国語教科書の思想』『教養としての大学受験国語』『大学受験のための小説講義』『大学生の論文執筆法』(ちくま新書)、『未来形の読書術』『ケータイ小説は文学か』(ちくまプリマー新書)、『テクストはまちがわない』(筑摩書房)、『漱石と三人の読者』『百年前の私たち』『中学入試国語のルール』(講談社現代新書)、『秘伝中学入試国語読解法』『学生と読む『三四郎』』『秘伝大学受験の国語力』(新潮選書)、『評論入門のための高校入試国語』『小説入門のための高校入試国語』(NHKブックス)、『謎とき村上春樹』(光文社新書)、『受験国語が君を救う!』(河出書房新社)などがある。

推薦のことば

逃げ遅れた(!?)ケータイ小説論 斎藤美奈子

[全文を読む]

この本の内容

ケータイ小説を大胆にも文学として認め、その構造を徹底分析。小説の「読み」「書き」に起こる異変を解きあかしポスト=ポスト・モダンという新しい境地を見出す刺激的アプローチ。

この本の目次

1 ケータイ小説と文学
2 ケータイ小説とリアリティー
3 「新しい国語教科書」のモラル?
4 何が少女をそうさせたのか
5 男たちの中の少女
6 ポスト=ポスト・モダンとしてのケータイ小説

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可