女が読む太宰治
雨宮 処凛 著 , 井上 荒野 著 , 太田 治子 著 , 香山 リカ 著 , 佐藤 江梨子 著 , 辛酸 なめ子 著 , 平 安寿子 著 , 高田 里惠子 著 , 津村 記久子 著 , 中沢 けい 著 , 西 加奈子 著 , 山崎 ナオコーラ 著 , 筑摩書房編集部 編集
12人の現代女性が読む
新しいダザイ
佐藤江梨子、山崎ナオコーラ、西加奈子、雨宮処凛、津村記久子、辛酸なめ子、香山リカ、平安寿子、井上荒野、中沢けい、太田治子、高田里惠子が読む、新しいダザイ。
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![雨宮 処凛](/photo/author/medium/002777.jpg)
雨宮 処凛
アマミヤ カリン
1975年北海道生まれ。作家。反貧困ネットワーク副代表。本書でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞。2000年、『生き地獄天国』(太田出版、ちくま文庫)でデビュー。著書に、『「生きる」ために反撃するぞ!』(筑摩書房)、『雨宮処凛の闘争ダイアリー』(集英社)、『反撃カルチャー』(角川学芸出版)、小説に『バンギャル ア ゴーゴー』(講談社)など多数。
![香山 リカ](/photo/author/medium/001078.jpg)
香山 リカ
カヤマ リカ
1960年北海道生まれ。東京医科大学卒業。精神科医。立教大学現代心理学部映像身体学科教授。豊富な臨床経験を生かして、様々なメディアで発言を続けている。著書に、『セックスがこわい』(筑摩書房)、『〈私〉の愛国心』『テレビの罠』(共にちくま新書)、『〈いい子〉じゃなきゃいけないの?』(プリマー新書)、『〈雅子さま〉はあなたと一緒に泣いている』(ちくま文庫)など多数。
![辛酸 なめ子](/photo/author/medium/001604.jpg)
辛酸 なめ子
シンサン ナメコ
1974年東京都千代田区生まれ、埼玉県育ち。漫画家、コラムニスト。祖母、母、妹が全員女子校出身という宿縁の女子校一家に育ち、自然な流れで女子学院中学高校に進学、女子校ライフを満喫する。著書に、『女子の国はいつも内戦』(河出書房新社)、『女の人生すごろく』(マガジンハウス)、『男性不信』(太田出版)、『自立日記』(文春文庫PLUS)、『片付けられない女は卒業します』(MF文庫)、『ニガヨモギ』『癒しのチャペル』(ちくま文庫)など多数。
![平 安寿子](/photo/author/medium/002804.jpg)
平 安寿子
タイラ アスコ
1953年広島市生まれ。アン・タイラーに触発されて小説を書き始め、1999年に『素晴らしい一日』でオール讀物新人賞を受賞し、作家デビュー。著書に『くうねるところすむところ』『ぬるい男と浮いてる女』『おじさんとおばさん』『グッドラックららばい』『神様のすること』ほか。
![高田 里惠子](/noimg/noimg_author.gif)
高田 里惠子
タカダ リエコ
1958年神奈川県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、桃山学院大学教授。専門はドイツ文学・日本におけるドイツ文学研究の歴史。著書に『グロテスクな教養』(ちくま新書)、『文学部をめぐる病い??教養主義・ナチス・旧制高校』(松籟社、ちくま文庫)、『学歴・階級・軍隊??高学歴兵士たちの憂鬱な日常』(中公新書)、翻訳にペーター・スローターダイク『魔の木』(共訳、岩波書店)がある。
![津村 記久子](/photo/author/medium/002021.jpg)
津村 記久子
ツムラ キクコ
1978年大阪生まれ。2005年「マンイーター」で第21回太宰治賞を受賞、『君は永遠にそいつらより若い』(同作品を改題、筑摩書房)でデビュー。『ミュージック・ブレス・ユー!!』(角川書店)で野間文芸新人賞を、『ポトスライムの舟』(講談社)で第140回芥川賞を受賞。他の著書に『カソウスキの行方』(講談社)、『婚礼、葬礼、その他』(文藝春秋)、『アレグリアとは仕事はできない』(筑摩書房)、『八番筋カウンシル』(朝日新聞出版)、『ワーカーズダイジェスト』(集英社)がある。
![西 加奈子](/photo/author/medium/001668.jpg)
西 加奈子
ニシ カナコ
1977年、テヘラン生まれ。2004年『あおい』(小学館)でデビューし、05年、『さくら』(小学館、のちに小学館文庫)がベストセラーになる。07年、『通天閣』(筑摩書房、のちにちくま文庫)で織田作之助賞を受賞。他の小説作品に『きいろいゾウ』『しずく』『窓の魚』『炎上する君』『円卓』『漁港の肉子ちゃん』など。
![山崎 ナオコーラ](/noimg/noimg_author.gif)
山崎 ナオコーラ
ヤマザキ ナオコーラ
小説家。『人のセックスを笑うな』(河出書房新社)で第41回文藝賞を受賞。『浮世でランチ』『カツラ美容室別室』(以上、河出書房新社)、『論理と感性は相反しない』『長い終わりが始まる』(以上、講談社)、『手』(文藝春秋)、『男と点と線』『この世は二人組ではできあがらない』(以上、新潮社)、『ここに消えない会話がある』(集英社)などが、エッセイ集に『指先からソーダ』(河出文庫)がある。
座右の書、作家道、芸人魂、恥かしがり方、熱狂の冷まし方、愛され方、自己演出法、妻のあり方、読書でイク法、小説の書き方、読者の選び方。たとえ反面教師であれ、ぜんぶ彼が教えてくれた!12人の現代女性が読む新しいダザイ。
他人のフリして我がフリ治せ―「グッド・バイ」ほか(佐藤江梨子)
嘘だから―「駈込み訴え」(山崎ナオコーラ)
皮膚と心とサザエと、この世界―「皮膚と心」(西加奈子)
マヌケな響きと「戦争」―「トカトントン」(雨宮処凛)
遍歴の向こうの景色―「富嶽百景」(津村記久子)
愛され太宰の一生―「人間失格」ほか(辛酸なめ子)
冷たい人なのに、好きになってしまう―「人間失格」ほか(香山リカ)
入り込み、入り込まれることの恍惚と動揺―「女生徒」(平安寿子)
サバイブする妻たち―「ヴィヨンの妻」「おさん」(井上荒野)
「津軽」無事へのまなざし―「津軽」ほか(中沢けい)
男と女は変わらない―「千代女」ほか(太田治子)
草葉の陰でそっと泣け―「眉山」(高田里惠子)
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