教育幻想 ─クールティーチャー宣言

菅野 仁

「立派な人を作る」
は幻想です。

学校は「立派な人」ではなく「社会に適応できる人」を育成する場。自由も管理も理想も現実もこと教育となると極端に考えがち。問題を「分けて」考え、「よりマシな」解決の道筋を探る。

教育幻想 ─クールティーチャー宣言
  • シリーズ:ちくまプリマー新書
  • 819円(税込)
  • Cコード:0237
  • 整理番号:134
  • 刊行日: 2010/03/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:192
  • ISBN:978-4-480-68835-4
  • JANコード:9784480688354
菅野 仁
菅野 仁

カンノ ヒトシ

1960年宮城県仙台市生まれ。89年東北大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得。東北大学文学部助手などを経て、96年宮城教育大学教育学部助教授、06年より同大学教授。専攻は社会学(社会学思想史・コミュニケーション論・地域社会論)。G.ジンメルやM.ウェーバーなど古典社会学の現代的な読み直しをベースとし、「“自分の問題”として〈社会〉について考えるための知的技法の追究」をテーマに、考察を続けている。著書に『友だち幻想──人と人の〈つながり〉を考える』(ちくまプリマー新書)、『ジンメル・つながりの哲学』(NHKブックス)、『愛の本──他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ』(PHP研究所)、共著に『社会学にできること』(ちくまプリマー新書)、『コミュニケーションの社会学』(有斐閣)、『いまこの国で大人になるということ』(紀伊國屋書店)、『はじめての哲学史』(有斐閣)など

この本の内容

学校の目的は「すばらしい人を作る」ことではなく、「社会に適応できる人」を育成すること。自由も管理も理想も現実も、こと教育となると極端に考えがち。問題を「分けて考えて」、より「マシな」解決の道筋を見つけよう。

この本の目次

序章 今こそリアルでクールな「上下関係」を
第1章 人間関係を「分けて考える」キーワード
第2章 そもそも学校とはどんな制度か
第3章 クールティーチャー宣言
第4章 「心の教育」よりも、まず「ルール」が必要
第5章 「規律か自由か」の二者択一ではなく、「間をとる」努力を!
第6章 「友だち先生」の実態
第7章 しつけは学校の責任か?

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