海の匂い、ふりそそぐ陽光、松林を渡る風…。焦燥と孤独の青春、そして愛と喪失の予感。戦後の荒野を駆け抜けた山川文学の集大成。第3巻には、1958(昭和33)年10月から1962(昭和37)年2月にかけて発表された短編小説一一篇および未発表の小説一篇を収めた。
帰任
海の告発
画廊にて
にせもの
十三年
ある週末
お守り
ロンリー・マン
箱の中のあなた
予感
海岸公園
軍国歌謡集
解題
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