坂口 安吾
サカグチ アンゴ
1906-1955。新潟市の生まれ。本名は炳五。中学を放校されて上京、東洋大でインド哲学、アテネ・フランセでフランス文学を学ぶ。「木枯の酒倉から」「風博士」によって、一部の注目をあびる。戦争中は「日本文化私観」「青春論」などの卓抜なエッセイを書きつづけ、戦後、「白痴」「堕落論」で一挙に世に出た。独特の発想と視点をもった文明批評や、「不連続殺人事件」などの探偵小説もある。
全著作をジャンルに依らず生成発表順に編集。本巻の収録年代は、1950年10月〜1951年12月。日本の謎を暴く「安吾の新日本地理」他を収録。
落語・教祖列伝
読物としての確かさ―読売新聞小説賞選評
月日の話
新春・日本の空を飛ぶ
わが工夫せるオジヤ
戦後合格者
人生三つの愉しみ
“能筆ジム”
受賞のことば―文芸春秋読者賞
安吾の新日本地理〔ほか〕
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