渡邊二郎著作集 8 ドイツ古典哲学2

渡邊 二郎 著 , 高山 守 編集 , 千田 義光 編集 , 久保 陽一 編集 , 榊原 哲也 編集 , 森 一郎 編集

シュリング/ヘーゲル研究

日本の哲学研究をリードし続けた偉大な哲学者の緻密な考究と真摯な思索の集成。シェリングとヘーゲル、そして「悪」と「無」に関する論文を収録。解題・久保陽一

渡邊二郎著作集 8 ドイツ古典哲学2
  • シリーズ:シリーズ・全集
  • 8,190円(税込)
  • Cコード:0310
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2011/05/16
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:612
  • ISBN:978-4-480-75268-0
  • JANコード:9784480752680
渡邊 二郎
渡邊 二郎

ワタナベ ジロウ

1931年10月15日、東京に生まれる。1949年、東京大学入学、53年、文学部哲学科卒業。58年、大学院人文科学研究科哲学専門博士課程、単位修得満期退学。63年、論文「ハイデッガー哲学の研究」により、文学博士(東京大学)。1958年、成城大学文芸学部専任講師。62年、助教授。64年、東京大学文学部助教授。67-69年、フンボルト財団奨学生として、ドイツのフライブルク大学に研究滞在。78年、東京大学文学部教授。92年、放送大学教養学部教授、東京大学名誉教授。2002年、放送大学名誉教授。日本哲学会委員長、哲学会理事長、実存思想協会理事長、日本シェリング協会会長、世界哲学会運営委員、日本学術会議哲学研究連絡委員長、等を歴任。2008年2月12日、膵臓癌のため逝去。

推薦のことば

『渡邊二郎著作集』刊行に寄せて/ 高山 守

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この本の内容

ドイツ哲学を貫く“無”の系譜。シェリング/ヘーゲル研究。存在の深淵を直視しつつ、救済を期待する。

この本の目次

1 シェリング研究(悪について
シェリング『世代論』覚え書き
車輪具のエルランゲン講義l者リング芸術哲学の射程
シェリングとハイデッガー
『自由論』によって拓かれた地平
シェリングにおける自己意識の歴史について
現代によみがえるシェリング
自然と歴史
シェリングと現代)
2 ヘーゲル研究(ヘーゲルにおける「意識の超越性」寸描
『精神現象学』「意職」の章襍記
力と悟性
ヘーゲルにおける否定的なもの
「良心」Gewissenの問題
ヘーゲル現象学の周辺
ニヒト・ブールとニヒト)
3 ヘーゲル左派研究(一九世紀における実存思想の一断面
個人と社会
マルクス主義)
4 悪と無に関する問題史的考察(悪の問題局面
人間における光と影
ヤコーブのフィヒテ宛公開書翰
無の問題をめぐるドイツ観念論期の思索とハイデッガーの思索との連関
ドイツと日本の「無」の哲学
フリードリヒ・シュレーゲルの超越論的哲学と生の哲学)

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